採択事例紹介

令和元年度採択事例

しずてつジャストライン株式会社
バス運転士採用ストーリー【BE HOMETOWN HERO】 BtoC 雇用創出
対象 求職者、地域、従業員
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 実写
映像尺 5分未満
発信方法 YouTube、LINE、自社HP
目的 求人応募率の増加/企業やバス運転士への好感度向上

評価ポイント
「バス運転士募集」という訴求点を芯に置きつつ、「就職前×就職後」の対比や、それぞれの家族のストーリーを広げることで、仕事の魅力や価値を描いている。全てのシリーズにおいて、企画・構成が練られており、ブランデッドムービーとしての完成度が高い。

宮島醤油株式会社
“美味しいは幸せの調味料だ”
宮島醤油 社是「去華就実」を訴求するブランデッド映像コンテンツ制作事業 BtoC
対象 消費者、取引先、地域、従業員
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 実写
映像尺 10分未満
発信方法 YouTube、自社HP、Twitter、Facebook、ニュースリリース
目的 自社理念の浸透、認知度向上、社内エンゲージメントの向上

評価ポイント
祖母と孫の関係をモチーフに、「家族・食・社会」に通じる大切な思いを真っ直ぐに見つめることで、心に訴える作品となっている。登場人物が暮らす地域に関心を寄せ、その土地から生み出される商品にも目を向けさせる「ローカル企業ブランディング」を実現している。

株式会社ニットー
「世界から立ち仕事のつらさをなくす」の世界観を遡及する映像制作 BtoB 海外展開
対象 消費者、取引先
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 実写
映像尺 3分未満
発信方法 YouTube、Facebook、Twitter、展示会
目的 自社理念の浸透

評価ポイント
「世界から立ち仕事のつらさをなくす」という企業理念に沿ってブランドの価値観がよく描かれており、事業者への理解と共に、共感を呼ぶストーリー性のある動画になっている。

株式会社扶桑社
シンプルで、豊かな暮らしのすすめ BtoC
対象 消費者、取引先
コンテンツの種類 ノンフィクション
表現方法 実写
映像尺 3分未満
発信方法 YouTube、自社HP、プレスリリース、Instagram
目的 ブランドメッセージの浸透

評価ポイント
事業者の姿勢である「シンプルで、豊かな暮らしをすすめる」を具体的に描くため、天然生活の典型を、象徴的な家族を通して表現している。

株式会社金冠堂
キンカン 若年層に対する認知向上とブランディングを目的とした映像制作 BtoC
対象 消費者、取引先
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 アニメーション
映像尺 5分未満
発信方法 YouTube、自社HP
目的 若年層へ向けた認知度向上、ブランドメッセージの浸透

評価ポイント
キャラクターやテリング技法がストーリー的に確立されており、内容は企業紹介的ではあるものの、ブランドイメージの良化に貢献しており、続編を期待させる。

株式会社武蔵境自動車教習所
差別化、イメージアップのためのブランデッドコンテンツ制作&発信事業 BtoC
対象 消費者、地域
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 実写
映像尺 10分未満
発信方法 YouTube、Facebook、Twitter、Instagram、自社HP
目的 差別化と認知度向上による資料請求・入所者数の増加

評価ポイント
お世辞にも上手とは言えない歌で構成されているものの、そこをあえて狙っている企画であり、教習所の生徒と先生の両方の視点から描くところに新鮮さがある。シナリオの段階から完成図が見えていた。

株式会社くしまアオイファーム
「イモップ」を用いての企業ブランド認知促進事業 BtoC
対象 消費者、取引先、地域
コンテンツの種類 フィクション
表現方法 アニメーション
映像尺 3分未満
発信方法 YouTube、Instagram
目的 ブランドの認知度向上

評価ポイント
完成度の高いイラストベースのブランデッドムービーであり、商品であるサツマイモを、広告映像にありがちな押し付けを感じさせることなく紹介し、エンタメ性を高めている。

採択事業者紹介/インタビュー (宣伝会議「月刊ブレーン 2021年6月号」より転載)

メディカル・ケア・サービス株式会社
介護士の道をなぜ選ぶのか? 知っているから描けるその想い
「介護士は恩返しをする」
採用ブランディング

認知症高齢者対応のグループホームを全国に展開するメディカル・ケア・サービスは1月、同社初となるブランドムービーを公開した。ひとりの女子高生が介護士の道を選んだ理由とは。

当事者の声が人の心を動かす動画に

どんなときも優しくしてくれて大好きだった、おばあちゃん。しかし、認知症を患い、主人公のことを認識できなくなってしまい、主人公も次第に距離を置き始める。ある日おばあちゃんが入居するグループホームを訪れると、自分の代わりに恩返しをしてくれている介護士に出会う。それを機に介護士に憧れを抱くようになり──。

2020年9月に「認知症を超える。」というブランドメッセージを定めたメディカル・ケア・サービス。今年の1月にはコーポレートカラーとロゴも一新するなど、ブランドとしての発信を強化している。

「私たちは『介護職の存在価値を高め、生涯働き続けられる専門職にする』ことをビジョンのひとつに掲げています。しかし現在、介護士に憧れを持つ若者は決して多くはありません。そこで、まずは私たちの介護に対する価値観や想いを伝え、共感してもらうことが必要だと考えました。それをわかりやすく伝える方法を考える中で、動画を制作することに決めました」とメディカル・ケア・サービス コーポレートコミュニケーション室 金子真美さん。

依頼を受けたクロコ プロデューサー 門脇亮さんは「介護の現場で実際に起きていることを描くためにも、ヒアリングを重ねました。その上で、制作スタッフも自分の感情を乗せられるように、介護に関わった経験のあるメンバーを中心に声をかけました」と話す。ディレクターの霞翔太さんもそのひとりで、姉が元介護士で、その姉の夫は現役の介護士だ。

「映像をつくる前、僕が一番疑問だったのは、『ありがとう』の言葉や、あたたかい笑顔が励みになるとはいえ、どうしてそんなに優しくなれるのかということ。当事者にも話を聞く中で、家族が自分に注いでくれた愛を伝えたいから、誰かに優しくできる。“愛の恩返し”をするのが介護士かもしれないと。その仮説を軸にストーリーを考えていきました」。

動画で描かれるのは決して明るい話だけではない。認知症によっていろいろなことを忘れていく姿を見るのは寂しいし、辛いこともたくさんある職業だ。でもその奥には思いやりがいつも宿る。そんな誰かの家族へ、自分が与えてもらった愛を恩返しする姿が格好よくて、誇れる仕事だと伝える。

完成した動画は同社のYouTubeチャンネルなどで公開中だ。「介護業界でブランディングに力を入れている企業は、まだ少ないのが現状です。この動画を通じて、当社のことはもちろんですが、介護職や介護業界に少しでも興味を持つきっかけになれば嬉しいです。社内やグループ会社だけでなく、同じ業界で働く方からも『“介護士は恩返しをする存在”という視点が良かったので、シェアしたい』という声をたくさんいただきました。これもストーリーに共感してもらうことを第一に考えたからこその反響だと思います」(金子さん)。

新卒採用説明会で動画を紹介しアンケートを実施したところ、全てが好意的な反応で、6割の学生が「介護職に就きたいと考える人が増えると思う」と回答。さらに、「シリーズ化してほしい」という声も寄せられている。より多くの人に介護の役割を伝えるべく、異なるシチュエーションの動画制作も検討しているという。

  • 企画制作/クロコ
  • CD+Pr/門脇亮
  • PM/石坂由果
  • 演出+編集/霞翔太
  • 助監督/高階貴法
  • 撮影/斎藤弥里
  • 照明/平野礼
  • 美術/中山美奈
  • カラリスト/星子駿光
  • 録音/落合諒磨
  • HM/岩鎌智美
  • 出演/大島璃乃、麻生瑛子、ミネオショウ、波咲まこ、中尾みち雄、日栄洋祐、峰秀一
株式会社青森テレビ
ブランドの想いが結集したコンテンツは経済を活性化する
「ねぶたのない夏」
地域振興・自社制作

2020年4月、青森県民にとって魂ともいえる存在である「ねぶた祭」の中止が決まった。主人公はねぶたの音楽を奏でる囃子方(はやしかた)を夢見るひとりの少女 日向。彼女のねぶたへの想いが奇跡を起こす──。

ねぶたへの想いが囃子方の心を動かした

「囃子方の皆さんの演奏の場を創出したいという想いから企画はスタートしました」と青森テレビ 福士義丸さん。「岸壁やオンライン上でずっと練習しているのに、演奏する場がない。そこで何かできないだろうかと考えているときに、ブランデッドコンテンツの補助金制度について知りました。動画を通じて、演奏の場をつくれるかもしれないと制作を決めました」。

想いをのせるためにも、青森県のスタッフを中心に構成したという本企画。主演のジョナゴールドさんはもちろん、長根雄之監督、音楽を担当したharuka nakamuraさんも青森出身。制作チームも囃子方も青森県を代表する精鋭たちが集まった。「県外の出身者は、ほぼ僕だけ(笑)。客観的な視点で、県外・海外の人も楽しめるコンテンツにするバランス感覚を大切にしながらも、青森県の皆さんに愛されることを第一に考えていました」と脚本家の鍵和田昇さん。

そして、「嘘はつきたくなかったです」と長根さん。「父親役の山上進さんは笛を吹ける人。青森にずっと住んでいるからこそ出せる音があると思いました。撮影当日は身体が震えるほど寒かったのですがそれを意に介さず、皆さんが演技ではなく本気で演奏してくださった。それが迫力にもつながり、再生回数にも結び付いたと思っています」。

実は、ねぶた運行団体は22あり、囃子の基本はあるものの、それぞれ流派があり奏法も異なる。その囃子方たちが一堂に会するのは、奇跡的なことだ。ねぶたを愛する気持ちが伝わったからこそ実現した。

草の根の活動が実り、台湾で60万回再生

青森県は訪日観光のニーズが東北で最も高い地域で、特に多いのが台湾からの観光客だ。「台湾の言語に翻訳しようとしたものの、できる人がいませんでした。そこで、台湾料理のお店に足繁く通い何度もお願いし、ようやく引き受けいただきました」と青森テレビ 鎌田裕一さん。

こうした草の根的な取り組みの結果、台湾のコミュニティでも拡散され、台湾からの再生回数は60万回(台湾メディア ETtodayサイト内とFacebook上の再生回数の合計)を超える。青森テレビの新卒、中途採用の面接でも「動画を見て、こういう仕事ができる会社に入社したいと思いました」という声があがり、実際に採用に至る人も出てきた。1本の動画が多くの人の心を動かし、成果にも結びついている。

「最初は、安易に泣けるものがブランデッドコンテンツかもしれないと思っていました。でも今は、誰に何を伝え、感じてほしいかを練り、そのブランドに携わっている人の想いを結集したものだと考えています。それが、人の心を動かして、結果的に何らかの利益を生むことが理想です。この動画を見た人が、ねぶた祭に来ることも今後あると思います。そうすれば、いずれは長根監督や当社にも還元され、また動画も制作できる。感動して良かったではなく、青森県、そして青森県民の経済を活性化できる企画に今後も挑戦していきたいです」(青森テレビ 所政之さん)。

  • 企画制作/青森テレビ
  • 企画/福士義丸、所政之
  • 脚本/鍵和田昇
  • Pr/鎌田裕一
  • 演出/長根雄之
  • 撮影/田表壮
  • 撮影+ドローン/奥山巧太
  • ねぶた撮影/浅利大祐
  • 照明/大﨑桂、高見俊二(アシスタント)
  • 音楽/haruka nakamura
  • 録音/山田一成
  • コンテ/間山マミー
  • 題字/北村麻子
  • HM/盛多麻紀
  • 協力/青森ねぶた運行団体協議会
  • ロケ地/ねぶたの家 ワ・ラッセ、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
  • 衣装協力/ライトオン
  • 出演/ジョナゴールド、小林泰雅、山上進、太陽、小野寺晃彦(青森市長)、小山内悟、横山一敬、唐牛直人
宮島醤油株式会社
ターゲットとの接点を増やし認知度向上のきっかけに
宮島醤油「美味しいは幸せの調味料だ」
孫篇、祖母篇
認知度向上・理念の浸透

佐賀県唐津市に本社を置く宮島醤油は、1882年創業の調味料・加工食品メーカーだ。今年1月19日、同社初となるブランデッドムービーが公開された。

社是「去華就実」を軸に動画を制作

動画の主人公は、交通事故で両親を亡くした少年と、女手ひとつで彼を育ててきた祖母。会話は少なくとも、少年は祖母の料理が大好きだった。時は過ぎ、社会人になった少年。食卓には変わらず毎晩祖母の料理が並ぶが、忙しさのあまり、いつしか夕飯を食べなくなってしまう──。祖母と孫の変わりゆく状況、変わらない関係性を、それぞれの視点から描いた。

宮島醤油 経営企画室 係長 藤原麻紀子さんは制作に至った背景を「当社では飲食店向けの業務用商品やOEMなどで、食品業界ではある程度認知していただいています。一方で、若年層を中心とした、全国的な知名度の低さを課題に感じていました」と話す。そんな時、ブランデッドムービー制作の提案を受けたのだった。

「まずはどんな人に宮島醤油という存在を認知してもらいたいか、ターゲットとなるペルソナの設定をし、そこから動画を制作していきました」と、提案したポニーキャニオンの経営本部エリアアライアンス部 部長 村多正俊さんは話す。メインターゲットは大学生を含む20~30代の男女に、サブターゲットは30~40代の未就学児のいる男女に設定。宮島醤油の社是「去華就実(外面的な華やかさを捨て、実質あることに専念せよ、の意)」を軸に、動画に落とし込んでいった。

「宮島醤油さんの商品は、日々に溶け込んだものが多い。それをそのまま描くことで、社是に叶った映像につながるのでは、と監督の奈良崎悠記さんと話しながら進めていきました」と村多さん。英語詞のBGMについては、「着うた世代」をターゲットとしているという。「どこか懐かしく感じられるような要素を散りばめた、オリジナルの楽曲『My Hometown』を制作しました」。宮島醤油側からは、「両親を亡くした孫という悲しい設定なので、動画自体は悲しくなく、前向きな、あたたかい余韻を残せるように」(藤原さん)と依頼をした。

完成した動画はポニーキャニオンの公式YouTubeチャンネルで公開。広告運用もし、2篇合わせて約18万回(4月時点)再生されている。「公開後、社員の約200人にアンケートを実施しました。すると約8割が、動画を好意的に受け取ってくれるという結果に。悲しい設定に疑問を感じる者もいましたが、意図や制作の経緯を話すことで、理解してもらえたと思います。また地元の唐津市が撮影の舞台なので、親近感も感じてもらえたようです」と藤原さんは振り返る。

「今回初めてブランデッドムービーをつくったことで、これまでは食品や調味料、佐賀県などが当社を認知いただくきっかけだったのが、動画好きな人、音楽好きな人などと、入口が広がったと感じています。これからも継続的に、ブランドとしてのコミュニケーションを続けていけたら」。

4月11日には佐賀県鳥栖市のJリーグチーム「サガン鳥栖」のマッチスポンサーとなり、今回の動画の30秒バージョンがホームスタジアムで流れたという。

  • 企画制作/ポニーキャニオン
  • Pr/村多正俊
  • 監督+脚本+編集/奈良崎悠記
  • 助監督/寺原侑希
  • 撮影監督/高柳将太
  • 撮影/粕谷謙一
  • 撮影補佐/尾方泰輝、山本要
  • 照明/山本和生
  • 照明補佐/下町太成
  • 美術/木俣恵太
  • 録音/山田慎也
  • 音楽Pr/3rd Productions
  • 歌/山下絵理
  • 衣装/土井ユキ
  • HM/伊澤明日花
  • 調理/久保真喜
  • 制作/吉村奈亜美、黒谷真由美
  • ロケ地/西の浜、波戸岬、鬼塚駅、大手口センタービル前、鏡山展望台(すべて佐賀県唐津市)
  • スーパーバイザー/吉木正彦
  • 協力/メイクブランド、ツムグ、valo、佐賀県フィルムコミッション、大八車、まいづる9鏡店
  • 出演/上野凱、妻木尚美、波多野至、河原寧々
株式会社武蔵境自動車教習所
利用者のエピソードをもとにつくられたストーリー
武蔵境自動車教習所
「たまみとおじいちゃん」
差別化・認知度向上

武蔵境自動車教習所(武蔵野市)は12月19日、同社初のブランドムービー「たまみとおじいちゃん」を公開した。免許を返納することになった車好きのおじいちゃんと、孫のたまみ。おじいちゃんが大事にしていた車を今度は自分が運転すべく、たまみは武蔵境自動車教習所を訪れる。

「数少ない1回」に選ばれるために

「自動車教習所は、何度もさまざまな所を利用し、比較してもらえるものではありません。初めて訪れた教習所が、その方のスタンダードになります。当社では『教官』を『インストラクター』、『教習生』を『お客さま』と呼ぶなど、誠意を込めたサービスを特長としてきました。企業の姿勢を伝え、数少ない1回に当社を選んでいただきたいという思いから、動画をつくりたいと考えました」と話すのは、武蔵境自動車教習所 営業部課長 山上沙和子さんだ。自動車教習所の広告といえば、看板やチラシなど似通ったものが多い。差別化のためにも、新たな手法にチャレンジしてみたいと感じていたという。

ブランドムービーの制作を提案した千代田ラフトの監督 小室崇さんは、「これまで武蔵境自動車教習所さんとはサービス訴求を目的に、アニメーションの動画をつくってきました。でもブランドムービーであれば、その良さがより伝わるのではと考え、制作を提案。お客さまだけではなく、社員の方々の士気を上げられるような動画を、と考えていきました」と振り返る。打ち合わせを経て、同社の理念「共尊共栄」を元に「インストラクターとお客さまの双方の心の動きを表現するストーリー」(小室さん)という方向で、企画が練られていった。

並行して、山上さんは約90人のインストラクターや卒業生にアンケートを実施した。たまみとおじいちゃんのストーリーは、その際に寄せられたエピソードを紡ぎ合わせてつくられたものだ。「主人公は、自動車教習所の主なターゲット層でもある20歳前後の子に。気取らなさが主人公のイメージにぴったりだった、主演 日下玉巳さんのお名前から、そのまま動画の主人公も『たまみ』という名前にしています」と、小室さん。

動画の制作にあたっては、コピーと歌詞をコピーライター こやま淳子さん、音楽を福島節さんが担当し、たまみの言葉が心地よく流れていくような、ポップな音楽が生み出された。

「人生だって、もっと遠くまで行けるんだ。」というコピーで締めくくられる本作。公開後、20年12月と21年1月の入所者数が東京都の教習所の中で1位になるなど手応えを感じたという。「初めてのことで驚いています。動画自体も、社内でもとても喜ばれました。その後館内のチャイムにも使用しており、毎日『たまみとおじいちゃん』の音楽を聴いているんです(笑)。当社のこだわりを明文化し、可視化したものとして、大きな財産になったと感じています。Webサイトだけではどの教習所も似通った表現になってしまいがちな中、自社の違いを表現できたのではと感じています」(山上さん)。

企業としての理念が元からしっかりとあったからこそ、ブランドムービーの手法が活かされた側面もある。「サービスもそうですが、武蔵境自動車教習所という企業自体に興味や好意を抱いてくれる方々が増えることで、コミュニケーションの土壌ができたのではと考えています」(小室さん)。

  • 企画制作/千代田ラフト
  • 演出/小室崇
  • C+作詞/こやま淳子
  • 音楽/福島節
  • Pr(アシスタント)/鳥越夕幾子
  • PM/佐藤拓也
  • 撮影/中道勇然
  • ビデオエンジニア/羽田野翔太
  • ドローンオペレーター/高田鍾司
  • HM/松岡彰、高塚那歩
  • 出演/日下玉巳(たまみ)、下元史朗(おじいちゃん)、村田直樹(インストラクター)